2022.11.13 (日) 加美・防災演習

 来るべき災害に備えて、各地域では防災訓練が活発に実施されている。

 その主な訓練内容は①初期消火訓練、②救出・応急・搬送訓練、③給食・給水訓練、④煙・エレベーターなどの防災訓練であったりする場合が多い。

 もちろん、このような体験・活動訓練は大切なのだが、いざ、発災時には、次のような差し迫った課題が危惧される。

 それは、a. 地域の災害対策本部が即時に立ち上がり、情報収集・集約し、公的機関に発信できるのかということと、b. 避難者を迅速に避難所に誘導し、開設された避難所内で避難者を速やかに受付、振り分けしていけるのかということ。

 加美防災演習では、これらの案件を中心として活動されていた。

 各家庭は無事を知らせるタオルを門前に掲示し、班長・防災リーダーはそれらを含めた町内の被害状況を町会長に報告。

 町会長が情報をまとめて災害対策本部に報告。

 災害対策本部では情報を集約・見える化して、区役所に発信する。

 ここまでは前回の演習と同じであるが、今回、特筆すべきは「Q-ANPI用スマホアプリ」を活用されている点である。

 各町会5名一組で参加して、避難所受付では1名が個人情報を記載。

 他の4名は事前にスマホ・アプリに登録しておく。

 これにより、避難所の受付の混雑は大巾に削減された。

<災害対策本部>

<避難所受付>

<災害対策本部と避難所受付システムの説明会>